早くも限界!!幼児教育無償化で一部無償化できず
自民党の圧倒的勝利の背景に
「幼児教育無償化」
が大きく影響しているはずなのだが、
全部の幼児教育を無償化できないと雲行きが怪しくなってきています。
なぜ、全部の幼児教育の無償化が出来ないのか?
理由とともに、自分の考えをまとめてみました。
この記事も合わせてごらんください。
目次
幼児教育とは
一般的に幼児教育とは1歳から6歳までに受ける教育のことです。
1歳から6歳までの期間は生涯にわたる人間形成の基礎・能力や才能の芽が培われる重要な期間です。
幼児期の子供たちはすさまじい速さで成長していきます。
「幼児期の1日=大人の一か月分」
という言葉があるくらいです。
この時期に年齢に応じた遊びや友達との関わりの中でいろいろな発見や体験を重ねていくことが大切なのです。
保育施設は、同年齢の幼児たちが多数いますので、よりよい刺激になるはずです。
現在でも3人目以降の幼児が保育園に入る場合は無料にするという制度もありますが、
少子化の進む現在お子さんが3人以上いる家庭は少なくなってきています。
このことから今回の幼児教育無償化に期待を寄せている人たちがたくさんいるのではないでしょうか?
対象外の保育施設
これをまず頭に入れてください。
深刻な保育所不足の中、認可されていない保育施設に通う子供はどれくらいいると思いますか?
現在17万人以上もいるのです。
無償化対象者はこちら
では、幼児教育無償化の公約に認可していない保育施設に通う子供は対象外
などという説明は当初あったのでしょうか?
僕の記憶では全然ありません。
なんと、政府が認可外保育施設の利用者は無償化の対象に含まないこと
を検討しているのです。
これは公約を守っていると言えるのでしょうか?
あまりに横暴な話になってきています。
認可外の保育施設とは
国の児童福祉法に基づいた認可を受けていない保育施設のこと。
認可されるためには、
- 保育される人数に対する保育士の適正人数
- 認可されるために必要な分の施設の広さと、設備
一度2014年までは減少していますが、また増加傾向にあります。
この他にも隠れ待機児童がいるので、実際はもっといるはずです。
認可外保育園には、待機児童問題が深く関わっているのです。
認可外保育園の主な種類
認可外保育園が無償化に出来ない理由
消費税率10%に上げることによる増収分2兆円のうち、1兆円を幼児教育無償化に割り当てる方針だった当初の公約ですが、
認可外保育園まで対象にすると、財源の確保が出来ないことが主な理由です。
「お金が足りない」
そんなことは僕たちから言わせれば知ったことではありません。
幼児教育はとっても大事なことですが、幼児のいない人や低収入で生活している人なども上がった分の消費税を支払っていかなくてはなりません。
涙をこらえつつ、血のにじむような思いまでして一生懸命稼いだお金です。
財源を確保できないことを少し考えれば、選挙前に説明できたはず。
どうして、今になって「財源がない」などと言われなければならないのでしょう?
財源がないなら、閣僚・政治家の給料を減らしてしまえばいい。
くらいに僕は思います。
少し乱暴な言葉ですが・・・
スウェーデンとフランスに学ぶ
代表的な少子化対策をしてきた国にスウェーデンとフランスがあります。
ではどんな対策をしてきたのでしょうか?
フランスの対策
フランスでも19994年出生率の低下をうけて、少子化に悩まされてきました。
ですが、対策することによって回復していったのです。
対策内容
- 子供二人目から家族手当の支給
- 高校までは学費無料
- 在宅での保育サービスの充実化
スウェーデンの対策
ですがそこからの対策が素晴らしいのです。
対策内容
- 保育園の入園希望者に席を用意させるのが義務
- 公立でも私立でも補助金が出る
- 育児休暇中給与の80%支給
- 幼児の育児中は勤務時間6時間
どちらの国も安心して子育ての出来る環境づくりに迅速に取り組んできたのです。
結果子供の数は増加して、少子化を改善させてきました。
少子化はこの国の非常事態と言っても間違いありません。
少子化が進むことによりこの国は老朽化していってしまうんです。
自分たちの大切な税金を政治家の老害たちに預けている場合ではないのです。
最後に
守れない約束はするべきではありません。
今回、認可外保育園を無償化しないという話で進むのであれば、僕たちに対する裏切り行為です。
「まことに遺憾です」
こんな記事もあります。
今回内閣の支持率が少し上がったようですが、僕には不思議でなりません。
そもそも、幼児教育無償化に関しては低所得者にはあまり恩恵がないと言われています。
それでも、公言した約束ならばなんとしても守ってもらわねば、困ります。
こんなことでは、安心した子育てが出来ません。
一層不安は募るばかりで、少子化も加速していきます。
そして、まずは待機児童を何とかしていかないと、いくら幼児教育無償化が進んだとしても様々な批判は免れないはずです。
今回の選挙で上がったマニフェストの中に「子育て安心プラン」を前倒しして、2020年までに、32万人分の保育の受け皿準備を進めるという話もありました。
そもそもこれは、2013年の4月に5年後までに保育所の定員を40万人分増やすという目標が達成できず、再びマニフェストに掲げただけの話なのです。
前倒しでも何でもありません。
しかも明確なプランのないまま話していることなので、どう実現させるのかは不透明なのです。
そして今回の件で不安を抱えた子育て中の皆さん。
僕も同じです。
「頑張りましょう!」
よければコメントやブックマークお願いします。
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